前回の記事からの続きです。
WDC-6の粉受けボールを、なかの金属部分もろとも紛失してしまった遠藤。まずは、発注していた部品が届いたので、さっそく組み立てます。
WDC-6の粉受けボールを組み立てる
使うもの1:SH-WDC-6 シャフトナット
使うもの2:ハリオール・ブライトNのフィルター部分
蓋と一体化しているものを…
バラしちゃいます!
WDC-6のシャフトナットと、ハリオールのシャフトナットは形が同じなんですけど、WDC-6のほうが先端部分が短いんですよね。作りが微妙に異なります。
ハリオールの金属フィルターとWDC-6のシャフトナットを合体!
はい。想定通りに一体化しました!
粉受けボールにセットする。
先日Amazonで買った粉受けボールに、さきほど作ったフィルター部分をセットします。
すっぽり!
ハリオールのフィルター、無事WDC-6に流用出来ましたねー。
ということで、WDC-6が無事、元の姿を取り戻しました!
WDC-6と雫を、同時に入れていく。
今回使う豆は、このサイトではおなじみ、Gotta Coffeeの「エチオピア イルガチェフェ -ナチュラル-」フルシティーローストです。
SCAJ、COEカップ評価で80点以上のスペシャルティコーヒー豆です。(奥多摩に行かなくとも、Webサイト【アマノガワコーヒー】で購入可能です)
WDC-6と雫の、滴下速度をみてみる。
まずは雫。
たしかに雫状に落下するのだけど、結構落下速度が早いんですよね。こちらは滴下スピードは調整できません。
水滴1粒の重さは約0.05g。500mlの水を使っても約1時間で抽出が終わる雫は、1秒間に3〜4滴落ちる仕組みになっているようです。
WDC-6は調整可能。
対してWDC-6。こちらは滴下速度を金属コックで調整可能です。今回はかなり早めに落としているので、1秒間に2滴程度。じっくり抽出するときは、1秒間に1滴、ないしは0.5滴が私のオススメです。
滴下スピードに応じて、抽出速度が決まる。
まずは雫から。フィルター部を通った水は、このようにしてサーバーに溜まっていきます。
粉受け全体がフィルターになっているので、ある程度は脇からも抽出される仕組みなんですよね。1秒間に結構な量が抽出されているのがお分かりかと思います。
WDC-6は粉受けボール下部からしか抽出されない
こちらはWDC-6です。雫が側面からもコーヒーが抽出されていたのに対し、粉受けボールがガラスのWDC-6は、ボール下部に空いた穴からしか抽出されません。滴下スピードと同じくらいのスピードで、コーヒーが滴っているのがお分かりかと思います。
WDC-6と雫を飲み比べてみる。
雫、WDC-6共に、夜セットし、翌朝。
すっかり出来上がっていました。今回は両方とも、600mlで抽出してみました。
両方ともに言えることですが、かなり「黒い」飲み物です。
結論。両方ともほんとうに、美味しい。(本当です)
えっ?ここまで書いといて、それ??
はい。両方とも美味しいんです。本当です。
はっきり言って、相当、ハイレベルな戦いです。
個人的な味の比較をすれば、、
WDC-6 > 雫 >>> チェーン店 > ハンドドリップ急速冷却 >>> 市販ペットボトル >> 缶コーヒー
こんな感じ。あのー、お店で飲むアイスコーヒーより美味しいんですよ。。
WDC-6 、雫 の共通点。
滴下式アイスコーヒー(ダッチコーヒー)の共通点と言ってもよいかと思いますが、
とにかく、甘くて、まろやかで、酸味が少ない。
砂糖なんてもってのほか。今まで飲んできたアイスコーヒーが飲めなくなるくらい、味が異なります。すっと飲めるのに、ウィスキーのような複雑系の味わい。窒素ガスを加えた、ナイトロコールドブリューコーヒーに近いものがありますね。
その上で、WDC-6のほうが、やっぱり若干濃いんですよ。濃厚。「苦っ!」とかじゃなくて、氷を大量に入れて、チビチビ飲みたくなるような美味しさがあります。
雫が好きな人は、雫でOK!!
「雫」で抽出したコールドブリューが好きな人は、雫で全然OK。「雫」は相当にハイレベルな味を再現できるんだな、というのが、WDC-6と飲み比べて感じたことです。WDC-6を使ったからって、めちゃ味が変わるわけではありません。同じような速度で入れれば、やはり似たような味になります。
つまり、美味しいコーヒーを「雫」さえあれば作れちゃうんです。何も考えずに。しかも1時間という短時間で!
WDC-6を使うべき人は、味にとことんこだわりたい人です。滴下速度を調整してでも、コーヒーの味を追求したい人は、WDC-6のほうが存分に楽しめます。これ以上こだわるなら、もう豆の焙煎をやるしかない!笑
それではまたー!