なぜ遠藤は販売士2級を受けたんじゃ…?
中小企業診断士試験の科目「運営管理」の内容と、販売士試験の内容が被っていると言われているので、試しに受けてみたんだよー
簿記3級と「財務会計」科目の関係に似ているのかもしれません。販売士には1級、2級、3級とありますが、2級の合格率が50~60%なのに対し、1級の合格率は20%前後と、かなり難易度が上がります。
今回は中小企業診断士試験に合格するために販売士試験合格を小ゴール(山の◯合目のイメージ)としたいので、受かるかどうか怪しい販売士1級ではなく、2級を受けることにしました。
申し込みは商工会議所で行う
販売士試験は簿記と同じく商工会議所が主催する資格試験のひとつです。申し込みは商工会議所で行います。料金は5770円。民間資格ですが、国家試験と変わらないレベルの試験料金で、あまり高い、といった印象はありません。手続きは10分程で終了しました。
2021年度より試験方式が変更に。
私が受ける販売士試験は2021年2月17日に実施される試験、つまり2020年度最後の試験ですが、商工会議所のサイトにこんなことが書いてありました。
2021年度より、1級~3級すべてを「ネット試験方式」で随時施行することといたします。
リテールマーケティング検定(販売士)のネット試験化について
「ネット試験方式」とは、各地商工会議所が開拓・認定した全国のネット試験会場において、同会場が定めた試験日時(随時)に、試験問題の出題・解答・採点・合否判定までを同会場に設置されているパソコン上で行う試験方式で、2021年7月からの施行を予定しております(所定の要件を満たせば企業・教育機関をネット試験会場としていただけます)。
なお、受験料、試験科目、合格基準は変更ございませんが、試験時間(5科目合計)が、1級90分(現行200分)、2級70分(同150分)、3級60分(同100分)となります。 ネット試験方式への変更に伴う試験の概要、科目免除・科目合格制度の取扱い等詳細については、決定次第、本ホームページでご案内いたします。
試験時間も150分→70分に短縮。
そうなのです。私が受ける販売士2級試験(2020年度最後の試験)は、試験時間が150分なのに、2021年度からはなんと70分になると、商工会議所のHPに書いているわけですよ。
えっ!?ですよね?今日試験を申し込んで、ちょこまか試験制度概要調べながらこのエントリーを書いていたら、上記の衝撃的事実が判明しちゃったわけです。 それにしても試験時間短くなり過ぎでしょ、って思いました。
普通に考えれば試験問題の出題数も少なくなると思うのですが、試験難易度は今までと同じレベルを維持できるのでしょうか?販売士のレベルが下がっちゃうのでは、と多少心配にもなりましたが、私が心配してどうにかなる話でもないので、あまり考えないことにします。
最後の150分試験を受けてきました。
「ねぇ、言ってよ商工会議所のおじさん!」って気持ちにも一瞬なりましたが、冷静に考えてみると私は2021年度の診断士試験に向けて、この2月に販売士試験を受験するのでした。なので試験時間が70分だろうと150分だろうと、2月の試験を受けていたわけです。 ということで、販売士2級、最後の150分試験、受けてきました。
販売士2級、結論から言えば受かるのは簡単。
ということで、2月17日第87回の販売士2級試験の受験結果です。
合格基準は5科目すべてが50点/100点以上、平均して70点以上あれば合格、となる試験でしたが、
①小売業の類型:73点
②マーチャンダイジング:70点
③ストアオペレーション:80点
④マーケティング:74点
⑤販売・経営管理:75点 となり、
平均74.4点で合格しました。
試験は前半①②で60分、後半③④⑤90分に分かれていますが、①②は25分、③④⑤は35分くらいあれば解けてしまうかもしれません。 私は結局あまり勉強しないで臨んだので、分からないところを適当に解き、時間がかかりませんでした。逆に言えば、きちんと勉強すればそれなりに時間がかかる試験かもしれません。
高得点をとるのはちょっと難しいと思います。
なんせ出題範囲はかなり広い試験です。この試験で高得点を取るためには、それぞれの科目を勉強しなければならず、それなりに時間がかかると思います。 5年分の過去問が売っていますので、1年分を毎日やっても5日間。3周すれば基礎知識が不安な方でも難なく受かるレベルまで上達すると思います。
中小企業診断士の運営管理科目でしっかり点数を取りたい方は、せっかく販売士試験を受けるのであれば、対策をして損はないはずです。
街づくり行政書士の遠藤でした。ではまたー!
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