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      紙不要の日常を作り出すには、どうすればいいのか?

      最近、J-WAVEでナビゲーターのサッシャさんがiPadの導入で紙の利用を減らしたよ、という記事がライフハッカーで出ていました。

      21世紀に入りしばらくが経ちますが、私たち社会人が紙を必要とする機会はまだまだ多いのが現状です。まだ身の回りに多い「紙」という存在ですが、私の場合、下記のような使い方がその大半を占めています。

      ・プリントアウトした資料
      ・本 / 雑誌
      ・メモ用紙
      ・ふせん
      ・郵送物(ハガキ・封筒・支払用紙等)
      ・名刺

      このうち、物理的なモノにタグ付けする道具である「ふせん」を除いて、ほとんどデジタルに置き換えることができるはずですが、なぜ未だに紙は多用されているのでしょうか。

      目次

      「紙に印刷する」のは、もはや消極的選択肢である。

      「紙」を使わなければならない場面を想像してみましょう。

      例えば、本です。

      電子書籍を買える時代にもかかわらず、都市部に行けば本屋はまだまだたくさんあります。私も、純粋な「PDF」で電子書籍が販売されるのであればデジタルデータで購入しますが、現状はKindleなどのサービスは終了したら読めない等の不都合が多いため、物理的な紙で購入、それを裁断して電子化して読むようにしています。

      本や郵送物といった紙類は、メールやクラウドファイルを使い、テキストデータとしてやり取りすることも出来るはずです。未だに「紙」を使っているのは、「旧世代の名残」という側面はもちろんありますが、それよりもデジタルデータを閲覧できる装置(スマートフォンやタブレット端末)を誰もが扱えるわけではないから、というのが大きな理由だと思います。

      では、仕事などで書類をわざわざプリントアウトするのはなぜでしょうか。

      それは単に、パソコンやタブレットでは読みにくいからです。もっと正確に言えば、「画面上では読みにくい程度の解像度とフォントしか与えられていないデバイス」しか、保有していないからです。

      高性能な「スマホ」だけ買っても、意味がない。

      では、解像度が高くて、目に優しいハイスペックCPU搭載のスマートフォンを購入すれば紙が要らなくなるのでしょうか?

      そうはならない、というのが私の答えです。

      スマホではA4版の資料を閲覧するためには、画面がすこし小さすぎます。紙のように、手書きで好きな場所に書き込むことはできません。手書きで文字を入力するためには、iPadのようなタブレット端末が必要でしょう。

      紙を使いたくないのであれば、パソコン、タブレット(とスタイラスペン)、スマホは3種の神器として携帯必須となります。高性能の一番高価なスマホを買うくらいなら、安価なグレードのスマホとタブレットを揃えたほうが良いと思います。

      どのエコシステムを使うべきか?

      2022年現在、IoTマニアでもない限り、デジタル環境のエコシステムは3種類のなかから選択することになります。

      それは、Windows、Google、そしてAppleです。

      そのうち、圧倒的に性能が安定しているのがApple。コスパだけでみればGoogleもいい勝負、というところではないでしょうか。

      大切なのは「パソコン、タブレット、スマホが同じOS上で機能する」ことです。

      Windowsのパソコンは普及していますが、Windowsのスマホは現状、ほとんど使われていません。Androidのスマホは普及していますが、Chromebookは、ほとんど使われていません。そうすると、普及価格帯でみれば、Appleの一択、というのが現状なのです。Apple製品で最安のエコシステム構成を考えると、

      ・MacBookAir 115,280円(税込)
      ・iPhone SE2  49,800円(税込)
      ・iPad 第9世代 39,800円(税込)
      ・Apple Pencil 11,880円(税込)

      新品で購入すれば合計22万円程度で完成させることができます。あくまで最安構成なので、より良い機種を選んだりストレージ容量を増やせば30〜50万円前後が妥当な線でしょう。

      安価で抑えたいのであれば、Chromebook、Androidタブレット、Androidスマホで構成する手があります。

      GoogleのエコシステムはAppleの半額、10万円程度から作れてしまうのが魅力です。AppleもGoogleもスマートウォッチも販売され、クラウドサービスも課金で対応できる(iCloud、Google One ストレージ)ので、仕組みに差はありません。

      紙→デジタル化する道具も必要に。

      エコシステムを整えたら、手近身近にある「紙」をどんどんデジタル化していきましょう。

      おすすめは、高速スキャンが可能なScanSnapと裁断機を購入しておくことです。

      クラウドストレージサービスは課金すべき。

      iCloudやGoogleストレージですが、それぞれ無課金状態だと5GB、15GBの容量となっています。私の場合、iCloudを2TBで契約しています。1300円/月の出費になりますが、必要な経費だと考えています。

      ハードディスクを使えばよくない?

      ハードディスクももちろん使っていますが、クラウドストレージはハードディスクとはまったくの別物。私はAppleのエコシステムを利用していますので、Macbookからも、iPhoneからも、iPadからも、どこにいても、どの端末からも同じデータをダウンロードできる、ということにメリットがあります。

      例えばPDF化した電子資料。iCloudに入れておけば、編集する際はMacbook。閲覧するときはiPhoneで手軽に、なんてことも可能に。

      私は仕事用のデータをすべてiCloudにアップしていますので、最悪、カバンを紛失してすべてのデジタル端末を失くしたとしても、他人の端末を借りてiCloud経由でデータを引き出すことが可能です。大きな本棚と書庫をデジタル上で保管しているイメージですね。

      紙のない22世紀へ。

      補助金もGビズIDで電子申請する時代。本格的なペーパーレス社会はすぐそこまでやってきています。

      紙のまま保持しない、という強い決断が、きっとあなたの生活をもっと豊かなものにしてくれるはずです。

      街づくり行政書士の遠藤でした。それでは、また!

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