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行政書士登録から1年。いままでを振り返る。

街づくり行政書士の遠藤です。

なんだかんだで、行政書士登録をしてから1年の月日が経ちました。

「仕事なんてぜんぜん来ないだろう…」なんて高を括っていましたが、今ではいろんなご縁に恵まれて、少しずつですが行政書士として仕事の割合が増えてきました。生活費の半分を行政書士として、残りの半分をその他の身分で働いている、といったイメージです。

目次

開業当初〜2ヶ月目くらい

開業(2021年7月末)数ヶ月前に勤め人を辞めた私は、とある議員さんの選挙事務を手伝っていました。とても良くしていただき、日々の生活はなんとかっていましたが、7月で選挙は終わり。事務員の仕事を失った私は、無職のまま7月末の行政書士開業を迎えることに。

いきなり仕事があるわけでもないので、デリバリーでもやるか…、と、UberEatsの登録を済ませ何日か働いてみましたが、想像以上に厳しい。太陽の日照りや雨天時の滑りなど、かなり体力を持っていかれるのです。

8月から毎日UberEats…、の予定でしたが、選挙事務で知り合った、障害福祉サービスの社長に声をかけられ、会社の総務部でアルバイトをさせてもらうことになりました。「行政書士」なので、一通り総務経験をしておきたい、という思いもあり、渡りに船でもありました。ありがたや。

しばらく、総務部バイトを中心に、他のバイトやお手伝いもしつつ、生活を続けていました。

月次支援金の申請が最初のお仕事。

とある日曜日。知らない携帯電話番号から電話がかかってきました。誰だろう、と思いながらも電話に出ると、なんと、お仕事のご依頼でした。

電話の主は、コロナウイルス感染症の影響で売上が激減した個人事業主さん。月次支援金を受けられるかの問い合わせでした。

さっそく、夜にファミレスで打ち合わせを行い、そこから書類を作成、何回かの電話連絡、その後申請のサポートを行い…。なんとか無事、給付を受けていただくことが出来ました。

今から考えれば、拙い仕事だったかもしれません。私は必死に平静を装っていましたが、打ち合わせや電話では、常に緊張しっぱなしでした。そんな新米行政書士に仕事を託してくれて、良くしていただいた最初のお客様を、一生忘れることはありません。

3ヶ月目〜8ヶ月目くらい

ぽつ、ぽつ、と車庫証明のお仕事がWEBから入ってくることはありましたが、大きなお仕事のご依頼のないまま、月日は流れていきました。バイトが生活の中心です。

それでも、行政書士会主催の研修はできるだけ受けるようにしていましたし、支部の行政書士さんにご挨拶したり、他の行政書士さんとの飲み会に参加したり、自分の本業が「行政書士」であることを忘れないように努めていました。

会社の総務部でのお仕事も続けていましたが、平日の日中に働かなければならないため、行政書士業務を受任しにくくなっているのでは、と思い、退職することにしました。とてもやりがいのある仕事でしたし、同僚の方々とも仲良くしていただいていたので、辞めるときには葛藤もありました。

行政書士の仕事もなく、バイトも辞め、やっぱりUberEatsをやるしかないか、と思っていた矢先、コロナ関係の補助金である「事業復活支援金」がはじまり、事前確認、申請サポートで少しずつ忙しくなってきたのです。

行政書士の王道業務である「許認可」とは異なりますが、本当に困っている人の支援をして、感謝していただける立場であることに気づきました。「行政書士になってよかった」と心から思いました。

9ヶ月目〜12ヶ月目

偉い人

遠藤先生、産業廃棄物収集運搬の許可申請、やってみない?

事業復活支援金以外ほとんど何もやっていない私に、支部の偉い先生からお仕事のご依頼がありました。今思い返しても、ただただ感謝しかないです。即断即決で、「やります!」と返答しました。

初めての許可申請だったので緊張しっぱなしの毎日が続きました。机にへばりつき、ド緊張しながらお客様先に伺い、書類を打ち込み、納税証明書を取りに行き、…。支部の先生方には、手引の読み方から委任状の書き方に至るまで、多くのことを教えていただきました。

先日、無事に許可がおり、お客様にご報告することができました。行政書士らしい許認可業務の、最初の仕事が終わりました。

他のお仕事も。

また、先輩行政書士先生よりご紹介があり、事業協同組合の立ち上げのお仕事や、建設業、産業廃棄物収集運搬業のお仕事を複数いただき、絶賛遂行中、でございます。

調べて、調べて、聞いて、調べて、書いて、調べて、の繰り返しで、本当に少しずつですが、できる仕事の幅が膨らみつつあります。地道やー!

また、縁あって、地域のコミュニティFM(エフエムたちかわ)にも出演させていただくようになりました。

結論、めちゃ人に支えられて生きている。

この一年間、どれだけの人に支えられて生きてきたのでしょう、ほんとうにほんとうに、把握しきれないくらい多くの人の支えで、生きてきました。ここに書くことができたのは、ほんの一部です。

日々忙しくしているとつい忘れてしまいますが、一人ひとり、お礼を言ってまわりたいくらい、感謝しています。

私ひとりでは決して生きてこれませんでしたし、これからも恐らくそうです。今まで私を生かしてくれたまわりの人に少しでも恩返しできるよう、努力し続ける責務があります。

2年目の抱負…?

この1年、細かい舵取りをほとんどせず、流れに身を任せて生きてきました。頼まれたことはとりあえずやってみる、の精神で、合わなかったら辞める、といった具合に。

なので、特段2年目だからどうといったことはないのですが、「行政書士としてもっと仕事をしたい!」という思いはどんどん強くなっているかもしれません。

今年度もがんばります!

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