東京都・立川駅にはルミネとグランデュオ立川の2つのショッピングセンターがあります。
今回配達依頼を受けた料理店さんは、グランデュオ立川の飲食店街(7階)のなかに入っている店舗でした。
通常、料理を受け取る際は、料理店の駐車場、もしくは料理店近くの路上に停車します。グランデュオさんは駅ビルなので、路上停車すれば駐車違反のリスク大。 バイクから離れて「直ちに運転」することができない状態であれば停車ではなく駐車とみなされますし、7階まで行って降りてくるだけで5分以上かかりそう=やはり駐車扱いになりそうです。立川駅周辺は普段から混雑しており、迷惑防止の意味でも路駐はダメゼッタイ、なエリアです。
ということで、グランデュオの駐車場に向かったが…
路上にバイクを置いておくことは無理なので、グランデュオの駐車場に向かいます。 駐車場に着いたはいいものの、自分が乗っているのはバイク。実際は駐車場と駐輪場が別になっている場合が大半ですし、そのまま駐車場に入ったとしても、お客さんと同じように課金されてしまいます。まずは駐車場の警備員にUber配達員用の停める場所について、聞いてみることにしました。
あらいぐまいぬ あのー、ウーバーイーツで注文を取りに来たんですけど
ウーバー?ダメ!停めらんないよ!
えっ、即答!?そんな怒りながら言わんでもええやん…
あのー、グランデュオのテナントさんから注文貰ったんですけど…
いや、ウーバーはダメだって!出前館なら契約してるからいいけどウーバーはダメ!
出前館はいいんですね。ウーバー側が契約してない、というのは理解したのですが、テナントさんから注文受けてるんですけど、どうしましょうかね…
そんなことないでしょ。ウーバーはダメなんだようちは
とりあえず警備員さんは、UberEatsの手先である私を阻止することで頭がいっぱいだったようで、テナントから注文を受けた事実はどうでもよい、といった感じでした。これ以上お話しても埒があかないので、諦めてUberEatsのサポートに電話してみることにしました。
とても珍しい状況なのだそう。
サポートセンターの方いわく、「注文を受けられないお店から、注文を受けた状態」になっていたとのことでした。
今回の料理店さんは、少なくともバイクではピックアップできない場所にあるのに、配達を依頼していたようです。そもそも料理店側に、「自転車配達員にだけ配達を依頼する」仕組みがあるのかどうかはわかりません…。
「今回はかなりイレギュラーな案件となります」だそうで、キャンセル扱いとなった該当案件は、サポートセンターによってキャンセルの手続きを進めてもらいました。ご注文者様、料理店さん両方へも、サポートセンターから連絡する、との対応がとられました。
補償金はもらえるのか?
今回はピックアップキャンセルとなったため、ピックアップに向かった時間が無駄になり、サポートに対応した時間、電話代は配達員側の負担となります。今回はピックアップに10分、警備員さんとのやりとりに3分、サポートセンターへの電話に7分ほどを費やしました。
サポートセンターの担当者からは「ご迷惑をおかけしました」と謝罪の言葉をいただきましたが、金銭面についてはなんの言及もなし。 ということで、電話が切れる前にこちらから切り出してみました。
あのー、今回、かなり時間をつかってしまっていると思うんですけど、補償金のようなものはあるんでしょうか。
あっ、大変失礼いたしました!上席に確認しましたところ、今回は500円の支給、ということになりましたので、そちらで対応させていただきたく思いますがいかがでしょうかー?
えっ、いいんでしょうか、ありがとうございます!
てな感じになりました。こちらから聞いてみないことには補償は特になさそうなので、自分都合ではないキャンセルの場合、サポートセンターに確認してみたほうが良いと思います。
500円はしっかり、売上として計上されていました。売上状況欄に、「UberEatsの配達パートナーへの支払い」と記載されています。 そしてサポートセンターより、とても丁寧なメールが送られてきました。
とりあえず困ったらサポートに問い合わせしよう
ウーバーイーツの運営側には、「やってみて問題が発生したら改善していけばいい」みたいなスタンスを感じることがたまにあります。賃金バグであったり、300円均一を導入して、戻してみたり。
私も元システムエンジニアの端くれですし、「リリースする前にチェックしろよ」という意見には同意しますが、「とりあえずリリースしてPDCA回せばいいんじゃね」な考えに、効率性の面で分があるのもまた事実だと思います。だからこそですが「面倒そうだな…」と思った配達が、予想通り、本当に面倒なことになってしまうことがUberではままあり得るので、配達員側としてみれば、面倒そうなことは事前に避けるのが本来の最善策です。
面倒な事態にぶち当たってしまったら、躊躇なくどんどん問い合わせをして、改善要望なり、補償金の要望なりを繰り返していけばいいと思うんですよね。そうして配達をしやすい街をつくり、そこで自分が配達をしていけば、お互いwin-winなのではないでしょうか。
街づくり行政書士の遠藤でした!
ではまたー!