
夏といえば、アイスコーヒー。またの名は、レイコー。蒸し暑くて気だるい夏は、美味しいアイスコーヒーを自宅でも飲みたくなりますよね。 でも、ハンドドリップで淹れたコーヒーを冷やして飲んでも、つっ、とした酸味が気になって、牛乳を入れないと美味しく飲めない。。そんな悩みを長い間、抱えていました。

家でも美味しいアイスコーヒーを作りたいんだよなぁー
美味しいアイスコーヒーを自宅で作るのって、ちょっと大変。
喫茶店で飲む美味しいアイスコーヒーを、家でも気軽に楽しみたい。でも、いつものハンドドリップで抽出したコーヒーを冷やすだけだと、なんか物足りない味になる。どうしたものか悩んでいた遠藤は、いつも通っている喫茶店のマスターに相談してみることにしました。



深煎の豆でハンドドリップ。氷を使ってその場で冷やしてアイスコーヒーを作ってるのですが、お店で飲むような美味しいアイスコーヒーみたいな味にならなくて。なにかアドバイスをもらえませんか?



ホットコーヒーと同じ要領で作っていると、どうしても酸味が気になってしまうかもしれませんね。温かいモノより冷たいモノのほうが、人間って「酸味」を感じやすいそうです。


ストレーナーにコーヒー粉を入れたら、水で湿らせて軽くかき混ぜておきましょう。全体を濡らしておくことで、味がしっかり出やすくなります。粉を濡らしたら、ストレーナーをポット(コーヒーを受ける部分)にスポッとセットし、上にペーパーフィルターを敷いておきましょう。ハンドドリップとセットする向きが真逆ですが、これは滴った水が、豆全体に均等に分散するための処置。フィルターの役割はストレーナ自体が果たします。
フィルターは丸型、直径57mmですが、HARIO純正はネットで買うと結構な金額になります。カリタから発売されている56mmの丸型濾紙が安くてオススメです。
あとは簡単!セットしたら、ボールに水を注ぐだけ。
雫の部品をすべて結合したら、ボールに水をセットしましょう。
ボールには「➖」のような白い棒線マークが入っています。この線まで水を注ぐだけ。約600mlなので、氷を入れれば、約5杯分のアイスコーヒーを作れる計算になります。事前にコーヒー粉を水で湿らせておかないと、粉に水分をとられ、十分なコーヒー量を抽出できないのでご注意!
あとは勝手に抽出されます。


おー!抽出されてるー!





抽出には1時間ほどかかるから、焦らずに待つのがポイントじゃ。
本を読んだり洗濯物を回したり。滴るコーヒーを眺めていても飽きてしまうので、1時間は有意義に使いましょう笑
ワンポイント!出来上がったら、1日寝かせてみる。



えっ、すぐ飲んだら駄目なの?



すぐに飲むのも、悪くありませんが、1日寝かせると、エッジの効いた味に若干まろやかさが加わり、深みが出ます。
淹れた直後に飲んだ時の感想…



カカオ72%の濃厚チョコレートを想起させる重厚感。ホットコーヒーとは対象的に、揮発が少ないからなのか、香りはあんまりないなー。鼻から感じる香りではなく、喉から鼻に抜ける芳香が素晴らしい、実に不思議で美味しい仕上がりだ…
1日置いてから飲んだ時の感想…



甘い!!苦味が全然ないぞ!まるでウィスキーを口に含んだような余韻を感じる…。酸味もない、苦味もない。水のように透き通った自然な甘みと、鼻に抜けるカカオ感のあるフレーバー。そして口全体で感じる余韻。とても上質!味が落ち着く、とはこういうことか。。
ライターとしては言葉足らずで申し訳ないのですが、「飲んでみたらわかります」と言いたくなるくらい、変化があります。
とにかく、まろやかさが際立ちます。とにかく、甘く、美味しい。今まで私が飲んできたアイスコーヒーとはいったい、なんだったのかと思うくらい。
HARIO雫に合う、オススメのコーヒー豆はコレ!
いくつかの珈琲豆を取り寄せ、飲み比べてみたのですが、雫で一番美味しく作れたな、と思ったのは、東京・奥多摩駅の2階、Gotta Coffee(ガタコーヒー)さんが自家焙煎で提供している珈琲豆「東京アドベンチャーラインコーヒー」です。深煎りの豆で、ホットで飲んでもアイスで飲んでも美味しい、万能ブレンド。
ちなみに、「東京アドベンチャーラインコーヒー」はネットショップ、アマノガワコーヒーの通販で購入が可能です。
ストレート豆だと、エチオピア産「イリガチェフェ G1 ナチュラル」も、かなりオススメ。
こちらも同じく煎りは深め。東京都奥多摩町のクラフトビール醸造所「VERTERE」さんでは、「コフィア(Coffea)」というコーヒービールに、Gotta Coffeeさんのイリガチェフェを使用しています。
今日はこんなところで!ではまた!