こんにちは。行政書士の遠藤です。
先日、府中運転免許試験場にて免許更新手続きを受けてきました。講習区分は「違反運転者講習」。前回の更新から2回の違反があったため、2時間の講義を受講する重たいコースでしたが、交通事故の当事者にならないためにも、学んだ内容を肝に銘じて、毎日の安全運転に活かして参りたいと思います。
更新手続きは、案内に従って進むだけ
建物入り口すぐの場所に、「手続申請受付」と書かれた窓口があります。そちらに、更新ハガキと免許証を提示すると、A4サイズの「運転免許更新・講習受講申請書」を渡されます。近くに記入台がありますので、そちらで必要事項を記入します。
もし更新ハガキを紛失した、持参し忘れた方は、すぐ隣りにある0番窓口に案内されるので、そちらに向かい、職員の指示を受けてください。
手続申請受付にて受領した「運転免許更新・講習受講申請書」に、「ふりがな・氏名・生年月日・電話番号」、裏面にある「質問票」に必要事項を記入します。終わったら、1番窓口に進みましょう。
更新手数料を支払います。優良は3000円、一般は3300円、違反講習は3850円です。違反者は、自分の過去の行いを悔やみ、償いの気持ちを持って高い手数料を支払いましょう。
支払いが終わると、2番窓口に案内されます。2番窓口は適性検査(視力検査)を行います。コンタクトレンズを使用している人は、検査官に着用の旨を伝えましょう。また、視力に問題がなかったとしても、カラーコンタクトやディファインを使用して検査を受けた場合、免許証に「眼鏡等」の限定条件がつくので注意が必要です。
適性検査が終わると、検査会場の反対側の廊下に出ます。「次は判定へ」の表示があるので、そのまま進みます。すると、検査結果を確認する判定員が座っていますので、申請書を渡しましょう。判定に問題がなければ、「黄色い線を進んでください」と案内されます。
床に張ってある黄色いテープを進むと、ATMのような機械のならんだ空間が現れます。その機械が暗証番号入力装置です。4桁の数字を2回入力します。これは、運転免許証に記載されない本籍情報を読み出すためのパスワードとなっていますので、年月が経っても忘れない番号を入力しましょう。白い紙が発券されるので、保管します。(最後に使用します)
次は「更新窓口」と書かれた3番窓口に進みます。ここで申請書、更新ハガキ、運転免許証を提出します。今まで使っていた運転免許証にパンチ穴が開けられ、使用不能となります。(穴の空いた免許証は返却されます)
次は、お待ちかねの写真撮影です。申請書と穴の空いた免許証を、座っているカメラマンに渡します。撮影待ちの時間、前列の方々の撮影風景を眺めるしかないのですが、みなさん一様に「顎を引いてー!」と言われますので、自分が撮られる際は顎を引いて臨みましょう。わたしは顎を引きすぎて「顔を上げてー」と言われました。
さて、写真撮影が終わると、さっきまでA4だった申請書が切り取られ、「おみくじ」のような細長い形になって手渡されます。その「講習指定書・運転免許証交付通知書」と書かれた紙を、廊下を進んだところに居る講習室の案内係さんに渡しましょう。講習場所(○階○番)が書かれた小さな色紙をそっと渡されますので受け取ってください。
講習場所は階上ですので、エスカレーターを使って上がってください。4階にある更新者講習室の前には、受付開始予定時間が書かれた立て札があります。前の講習が終わるまで講習室に入れませんので、受付開始時間になるまで、待合スペースで過ごしましょう。その時間中に、お手洗いを済ませ、ペットボトルドリンクを1本購入しておくことをオススメします。
受付開始時間になると職員さんが「受付開始しますー」と案内してくれますので、受付を済ませましょう。受付と共に教材を渡されますので、教材を持って講習室に入り、指定の座席に着座します。
私のように違反運転者講習を受ける方は、2時間の辛抱です。なのでドリンクは必ず1本買っておきましょう。講義内容自体は充実しており、交通事故を起こした場合の対応方法、負う責任、安全運転の大切さ、最新の法改正等を学ぶことができます。
講習が終わったら、「講習指定書・運転免許証交付通知書」を持って2階の交付会場に向かいます。「講習指定書・運転免許証交付通知書」には5桁の照会番号が記載されています。多くの方は、「10○○○」という番号が書かれていますので、下3桁を憶えておきましょう。
交付会場に入ると、座席がズラッと並んでおり、入った順番に着座します。全員が入ると番号が読み上げられますので、自分の番号が呼ばれたら、会場前方の窓口にて、「講習指定書・運転免許証交付通知書」を渡すと、引き換えに新しい免許証が交付されます。やったね!
1時間+講習時間が、おおよそかかる時間。
さて、今回の更新手続は、平日金曜日の11時過ぎに府中試験場で行いました。
交付された時間は14時30分頃。2時間の指定講習、講習開始までの待ち時間を除くと、だいたい1時間くらい手続きにかかっている計算に。
さて、トータルでかかる時間としては、優良運転者講習は1時間半~2時間、一般運転者講習であれば2時間以上、違反運転者講習は3時間以上かかる前提で予定を組んだほうが良さそうですね。今回はかなり空いていましたが、休日は混雑するので、もう1~2時間余計にかかるかも。
また、お車でいらっしゃる方は注意が必要です。休日はかなりの割合で駐車場が満車になりますので、駐車場の空きを待ったり、遠方の有料駐車場に停めて歩く時間も考慮したほうが良いでしょう。
帰りは地下食堂でカツカレーを。
府中試験場の地下1階には、100人は余裕で入れる食堂があります。市役所の食堂のように特段安い、というわけではないのですが、「さすが警察施設」と思わせるような量があります。大盛を注文しなくてもお腹いっぱいに。
私は指定講習の先生がオススメしていた「カツカレー」をいただきましたが、どうも名物料理のようで、食堂の壁にも「迷ったらカツカレー」と書かれていました。
残念ながら、「施設内 撮影禁止」のため、カツカレーの形貌はお見せすることはできませんが、たっぷりのルーとライスに、9枚に切り分けられた肉厚のカツがドドッと乗っかり、なかなかの食べ応えでした。みなさまもご賞味あれ〜。
追伸
帰宅途中、結構疲れていたので駐車場で仮眠をとったのですが、そこで怖い夢を見ました。
なぜか、前職の役場の車(軽バン)で、電車のホームの一番端まで乗り付けて、そこで私は何やら作業をしているんですね。ふと後ろを振り返ってみると、車が無い。ホーム下を覗き込むと、軽バンが落下して、砂利に埋もれている。サイドブレーキを引き忘れたか…!?やらかしたー!
ホームに駅員さんは居ない様。ホームに設置された電話で駅員に通報するのですが、焦った私は状況をうまく伝えられず。駅員も状況を理解せず「今から行きますからー」と悠長な対応。そうこうしているうちに電車がやってきたので、私はホームから飛び降りて、電車に向けて手を大きく振って「止まれー!」とアピール。
気づいた運転士は急ブレーキをかけるも電車は止まらず、軽バンと衝突して電車の前方は大きく大破しました。ケガ人はいなかったようですが、私は駅員にかこまれ、ひたすら謝罪。「なんで俺、ここに居るんだろう…」役場の軽バンでこんなところに乗り付けたのか、終始思い出せません。もしかしたら私が無断で車を使用しているのかもしれない。ということは、自動車保険が適用されない、「詰んだ!言い訳を考えなきゃ!」と焦り、「人生終わった…」と嘆いていると、駅員の一人が損害賠償額の計算を始める…そんなタイミングで目が醒めました。
本当に、醒めた時はホッとしました。夢で良かった…。
今日でなければこんな夢も見なかったでしょう。脳が一生懸命、更新手続講習を整理していたのだと思いますが、それにしてもむちゃくちゃな夢です。
改めて「安全運転をしなければ」と肝に銘じたのは言うまでも有りません。あーびっくりした。ではまた〜。