街づくり行政書士の遠藤です。
最近、中小企業診断士および建設業経理士2級の勉強をするにあたって、「タイムラプス勉強法」なるものを取り入れてみました。
壁に向かって勉強をしていると、自分がこの世から取り残されてしまうのではないか、という漠然とした不安(寂しさ)を感じ、なんとなくYouTubeを見たりTwitterを見たりしてしまいたくなるものです。
時間を無駄にしないために「何かいい方法はないか」と思いついたのが、このタイムラプス勉強法です。
スマホのタイムラプス機能で動画を撮影するだけの簡単な勉強法ですが、現在のところ絶大な効果を発揮しています。
ホーソーン効果を作り出す。
iPhoneの場合、タイムラプスで撮影した動画は1時間回しても2時間回しても、約30秒の動画となり生成されます。これをTwitter等のSNSにアップするのです。
誰かの役に立つ動画ではありませんが、「誰かに見られている」という事実が、勉強へのやる気をドライブしてくれるのです。これは心理学でいうところの「ホーソーン効果」と呼ばれるものです。
ホーソン効果は、米国のホーソン工場で、労働者の作業効率の向上を目指すための調査から発見された現象であるため、この名がある(ホーソン実験)。調査は工場の何を改善すれば一番効果的かを調査の目的とした。その結果、労働者の周囲や上司が関心を高めることが、物理的要因以上に効果のあることが判明した。このように、人は一般的に関心を持つ人や期待する人の心に応えようとする傾向があるとされる。
» ホーソン効果 – Wikipedia
テレワークが増えて職場に行く回数が減った昨今、もし「自宅にいるとダラケてしまい生産性が落ちる」と考えているのであれば、このホーソーン効果が発揮されなくなった結果かもしれません。
上司や会社にカメラで監視されながら仕事をやるのは嫌ですが、自主的に作業風景を撮影しシェアするのは思いの外嫌なものではないような気がします。
自宅の作業環境はこんな感じ。
スマホ(iPhone)を撮影機材として使うので、ググったり勉強用の音楽を聞いたりすることができなくなります。
そこで机の前にはiPad Proを設置。Split View機能を使い、左側は調べ物を、右側で時間計測をしています。タイムラプス中にトイレに行ったり休憩をすることもあるので、その時はタイムラプスを回しっぱなしにして、ストップウォッチを一時停止にして時間を測っています。
左側のモニターでは、YouTube LIVEで現在の都心の様子を映しています。
朝早起きすれば朝陽に照らされる東京湾が見られますし、夜中0時を回れば、遠くに映る東京タワーの灯りが消えます。窓のない部屋で勉強していても時間感覚が狂わないのと、寂しさが多少和らぐのでオススメです。
今のところ、1日2時間程度の確保には成功している。
一般的なサラリーマンのように週休2日ではないので、まとまった休みをとるのは難しい状況ですが、無駄な時間を使わない工夫をすることで2時間程度/日の勉強時間を確保することができています。
時間じゃなくて「質」が大事じゃないのか?
まあその通りなのですが、1500時間の勉強時間で受かる試験を、質を高めることで1000時間で合格できるとしても、それでも1000時間をどう確保するかは課題なわけで、「絶対的な時間の確保」は国家試験対策においては超重要ポイントだと考えています。
できればあと1-2時間/日の勉強時間を生み出したい。仕事の効率を高める工夫もしなきゃな…と反省する遠藤なのでした。
ではまたー!