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行政書士試験に「受かった」喜びは一瞬。受かってからが、本当のスタート。

2021年1月27日。
この日は行政書士試験の合否発表の日でした。 インターネット上の合否発表欄に自身の受験番号を見つけるも、「これほんまに自分の番号!?」と信じられないまま翌日に。数字を見間違える、なんてよくある話ですからね。

2021年1月28日
試験センターから届いた圧着はがきを開き、「192点」「合格」の文字を見て、ようやく自分が合格していることを確信できました。涙を流すほどの喜びや感慨はなく「落ちていたらどうしよう」という不安からようやく解放され、安堵の気持ちに満たされていました。

2021年1月29日
新型コロナの緊急事態宣言下で都心でも雪が降り、人がいよいよ疎らになった都心。半蔵門にある全国地方議員会館に、合格発表の結果を見に行きました。27日に見た合格結果(番号のみ記載)と同じものでしたが、圧着はがきを見た後だったので、「やっぱりあったんだ」という感覚。A4の紙が束になって置いてあるだけのそっけない掲示。でもそこに記載さている番号が、数多の人生を変えることになるのだなぁ、と、不思議な気持ちになったのを覚えています。

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喜びや安堵は3日で終わり…

合否発表から3日が経った2021年1月30日。

Twitter上のコミュニティでは ・受かった報告→司法書士等、他資格の受験生に ・受かった報告→開業の準備を始める ・落ちた報告→リベンジに向けて動き出す ・落ちた報告→しばらく休憩したい この4パターンにだいたい集約されていました。 受かったか落ちたかは、もはや過去の出来事になっていて、多くの受験生が次に向かって動きだしていました。自分も何らかのアクションをしなければ、という焦りが生まれ始めました。

金銭的な不安から目を背けられなくなった

2021年2月。

・2021年3月末で現在の雇用契約が解消される(任期が終了する)ことが確定している
・4月以降働く場所が確定していない
・行政書士として働きたいが、開業または就職する事務所が決まっていない
・手持ちに余分な資金はない

上記の状態で2月1日を迎えてしまいました。つまり、3月末までに自分の生き方を、自分で決めなければなりません。

ダブルワークかシングルワークか

行政書士試験に受かった以上、行政書士として仕事をしていきたいのはやまやまですが、開業してすぐに仕事を得られる保証はありません。 行政書士として開業する場合、資金に余裕もありませんし、別の仕事を並行してこなしながらのダブルワークになるのは間違いないでしょう。逆に開業することなく、どこかの行政書士法人に就職する、あるいはまったく別の仕事に就く方法も考えられます。

・行政書士として開業(即独)するなら→ダブルワーク
・行政書士として就職するなら→シングルワーク
・只の社会人として就職するなら→シングルワーク(with 開業準備)

根強い即独論

行政書士として開業し生計を立てる道(ダブルワーク)を選択するのは、なかなか勇気のいる決断です。 開業するための事務所も借りないといけないし、それ以外にも初期投資がそれなりにかかります。いざ開業したとしても仕事はないかもしれないし、深夜バイト等のダブルワークは相当こたえるでしょう。 どこかの事務所に属することもなく、いきなり独立するのは、未経験の状態でいきなり起業するのと同じこと。独り身ならいざしらず、家族のいる身には高いハードルです。

TwitterやYouTubeを見ていると「即独でも仕事をゲットできる・生計を立てることができる」という意見をよく耳にします。 もしかしたら、それが真実なのかもしれませんが、行政書士として他の事務所で経験を積んでから開業するのも間違っていないでしょうし、ダブルワークをしなくていいように、十分に資金を貯めてから開業するのも方法のひとつだと思っています。

悩みながら、前に進むしかない

合格していたらバラ色でハッピーな日々が続くだなんてこれっぽっちも思っていませんでしたが、こんなに悩むとも思っていませんでした。

試験に落ちていたら、そもそも来年受けるべきかどうか、今頃悩んでいたことでしょう。 試験に受かったら受かったで、その資格を使ってどうやって食べていくのかに、こうして悩んでいます。 そして開業したら開業したで、どうしたら事務所経営がうまくいくのか、深く悩む日々が続くのでしょう。

どの道をどう歩んでも、きっと悩ましい日々は続くのだと思います。そして、悩ましい日々こそが、自分が成長している証なのかもしれません。

追記。昔の自分へ、そして未来の自分へ。

結局、私は2021年7月に無事開業しました。

当初予想していた通り、行政書士以外の仕事をメインに食いつないでいる状態です。現在の私は「行政書士」としてはお金を生み出していませんが、それでも「行政書士」は十分に食べていける仕事なんだ、と思えるようになりました。

2021年9月現在、私は都議会議員事務所を手伝い、障害福祉施設で事務仕事をし、NPO法人の監事に就任し、新しいNPOの設立準備に奔走しています。行政書士として歩みださなければ関わらなかったであろう方々と、日々関わる毎日を過ごすことになりました。いずれも、行政書士業務として受任しているわけではありませんが、「行政書士」として開業しなければ、出会うことのなかった仕事です。

行政書士として多くの業務を回すには、あともう少しだけ、力を身につける必要があるようです。今は、多くの大人達が私を成長させようと、救いの手を差し伸べてくれています。この恩を忘れることなくしっかり成長し、周りの方々の力になること。この繰り返しが、きっと自分を大きくしてくれることでしょう。

もう少し、あともう少し、頑張ろう!

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この記事を書いた人

遠藤 諒のアバター 遠藤 諒 行政書士

【遠藤行政書士・街づくり支援事務所】の行政書士です。仕事を通じて「地域を誇りに思える街づくり」に携わっていきます。

建設業許可・産業廃棄物収集運搬業許可、各種補助金申請、街づくり関係(NPO設立、運営相談)を主な守備範囲としています。

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