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      ミスをした日。

      運転中に電話が鳴った。なんだか嫌な予感がするも、車を止めて電話をとる。

      「はい、遠藤です」

      取引先からの電話だった。不安な予感は、見事的中。私が作成し、提出した書類にミスがあったのだ。しまった、やってしまった。まず、心からの謝罪。そして、解決に向けて全力で取り組むことを伝える。

      思い込みは怖い。自分なりに入念な確認をしていたつもりだったが、予期せぬところで、細部にミスがあったらしい。あの時、もっともっと、確認していれば良かった。悔やんでも悔やみきれない。

      関係先に謝罪の連絡を入れ、対処方針を伝える。そして、再申請の準備を進めていく。最善の対応を、粛々と進めていく他はない。迷惑をお掛けした方々に、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

      自分が信じられなくなって、次の1歩を踏み出すのがしんどく感じるが、時は無情だ。どんなに辛い思いをした日であっても、どんなに人に迷惑をかけてしまった日であっても、時は進み続ける。

      生きとし生けるものとして、常に前に進むしか道は無い。二度と同じ過ちを侵さないし、二度と迷惑をかけない。強い決意とともに、一歩を踏み出すしかないのだ。犯したミスをしっかり反省し、そこから学べるモノを最大限習得する。そうした作業が、自分という人間をブラッシュアップし続けていくのだと思う。

      嬉しい日、勝った日、楽しい日だけじゃない。どんなに凹んだ日あっても、毎日を最高の1日にするんだ。そうした思いで、今日も生き抜いています。

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