以前働いていた会社の社長から、突然電話がかかってきました。
遠藤くん、車庫証明の書類、今日中に書いといて。車屋さんに送らなきゃいけないからさ
しゃ、車庫証明ですか…?
そう、車庫証明。あれ?遠藤くん、行政書士でやらないの?
じ、実はやったことなくて…
嘘ん…!やれるでしょ。
はい!やります!やってみます!
まさかの車庫証明(の書類)デビュー
32歳と、いい年して情けないのですが、これまでの人生で車庫証明をやったことが無く…。
マイカーも軽自動車で車庫証明の要らない地域に住んでいましたので、車庫証明書類に対面するのも初めて。 人生最初の車庫証明書類を記入することになりました。
実際書いてみると、全然わからないんですよ。 「◯◯警察所長殿」の◯◯に別の管区を書いてしまったり、本社と事業所がある場合の「自動車の使用の本拠の位置」と申請者の「住所」の違いが分からなかったり、配置図の書き方(寸法や幅員まで必要)を間違えたり…。
調べて書いて、調べて書いて、の繰り返しで、完成までに2時間以上かかりました。とほほ〜
最初は1文字もミスるまい…とバカ丁寧に書いていましたが、途中で警視庁のHPで申請用紙を印刷できることに気づくなど。効率が悪いったらありゃしない、な2時間でした。
初めて、だらけの行政書士。
何事もそうですが、「初めて」やることって、何歳になっても大変なんですね。 というより、歳を取れば取るほど、「出来るでしょ?」という有言無言の圧力が高まるばかりで、この圧力と戦いながら、仕事を受任していく強い心臓が行政書士には必要みたいです。
今回は会社でおきた出来事でしたが、行政書士として依頼された案件だったら…と思うと、本当にヒヤッとします。「初めてだから分かりません」なんてよほどのことでもない限り、言い出せないからね…。
我が家、「ふらっと35」でローンを組んでるんだけど、庭の駐車場で車庫証明ってとれるの?ローン会社に使用承諾証明書を書いてもらうの??
こんな質問を受けたとして、パッと答えられるだろうか、と頭によぎりました。
マンションや自宅をローンで購入した場合、登記上の所有権者はそこの住人。てことは、自分の所有地なので自認書でいい、ということになりますよね。(借地であれば地主、管理会社など)
こんなことですらやったことがないと、聞かれても即答できないんです…。
経験と勉強を繰り返してレベルアップしていこう、と背筋を伸ばしたのでした。
後日談…
あの1件から、立て続けに何件も車庫証明をやることになり、
車庫証明を業として受けることになりました。(時の流れは早い)
毎日勉強、毎日仕事で成長やー!
ではまたー。